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コラム・ブックレビュー
広島在住のコラムニストによる “社会時評”コーナー! 月1回のペースで「読むことの楽しさ」をお届けします。

《師走選挙》

師走選挙の真っただ中である。議院内閣制の衆院選は、日本のリーダーを選ぶ選挙になるのだから、とりわけ重要である。

3年前の衆院選が昨日のように思い起こされる。「政権交代」を旗印に、民主党が300議席を超える大勝利を収めた。日本が変わるのではないかと、多くの国民が期待したのである。しかし、残念ながらその期待した量だけ失望が大きかったのが現状だろう。

12月16日の投票まであとわずか。12党が乱立する今回選挙後の枠組みばかりが注目されている。確かに、民主党は期待を裏切った。だが、それなら自民党政治に戻ればいいのか。現在の厳しい政治、経済状況の大元の原因は、自民党長期政権のゆがみではなかったのか。

世論調査では、民主党が惨敗し、自民党が第一党に返り咲く、という数字が出ている。この2党のアンチテーゼとして注目されている第3極の日本維新の会、日本未来の党、みんなの党などは伸び悩みのようだ。もちろん、選挙終盤にがらっと変わる可能性もが、調査どおりになりそうな感じがする。

自民党が第一党になれば、安倍晋三元首相が首相になる可能性が高いということである。5年前、病気を理由に政権を投げ出した安倍氏を良く知っている身としては、暗澹たる気持ちになる。右傾化した時代が、安倍氏を受け入れる要因としてあるのだろう。

2大政党を目指すと意義付けられて1996年の衆院選から導入された「小選挙区制」。民主党、自民党の二大政党に収束されていくように見えたが、今回は12党が候補を擁立し、多党分立の混沌とした状況になっている。

いろんな政党がいろんなことを主張していて、野次馬的にみれば面白いともいえる。しかし、どうみてもこの国の政治はいい方向に向かっているとは思えない。ならば、どうすればいいのか。少なくとも、「どうせ誰が首相になっても政治は変わらない」とあきらめて投票しない、というのが最悪のシナリオだ。

よく、「国民のレベルにあった政府しか持てない」といわれる。投票で選んでいるのだから、いくら批判をしても最後は「天に唾する」ようなものだ。政治に積極的にかかわって、「議員になってほしい人を国会に送る」という行動が、この国を変えることになる。もちろん、それが理想だとは分かっている。だが、嘆いていても何も変わらない。若者よ、まず一票を投じることから始めよう。

【午睡/2012.12.11】


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