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株式会社 廣文館
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コラム・ブックレビュー
広島在住のコラムニストによる “社会時評”コーナー! 月1回のペースで「読むことの楽しさ」をお届けします。

囲碁の勧め

 日曜日の午後、NHK教育テレビの「NHK杯囲碁トーナメント」を楽しみにしている。秒読みに追われる一流棋士の打ち回しに、思わずクギ付けになってしまう。このテレビ囲碁のファンは結構、多いのではないか。
 最近になって、娘からこんな話を聞いた。「小さいころ、まだ家にテレビが一台しかない時に、日曜日の午後はお父さんにテレビを占領されていた。見たい番組があっても見られなかった」という。わけのわからない囲碁は、イヤなものだったようだ。ところが、その娘が「囲碁を教えて」というのだ。

 コミックの「ヒカルの碁」によって、子どもたちに囲碁ブームが起きている。その「ヒカルの碁」を監修した棋士、梅沢由香里4段の囲碁教室が注目を浴びている。そのせいかどうかは分からないが、囲碁が若者にとっても「辛気くさいゲーム」ではなくなったみたいだ。

 私が囲碁を覚えたのは中学生の時。大学生だった6歳上の兄が、囲碁を覚え始めたころで、相手がほしくてたまらなかったようで、星目(ハンディとして黒石を最初に9目置く)からスタートした。少し分かるようになると、私も囲碁の面白さに引き込まれた。現在、兄はアマチュア4段の免許を持っている。私は免許を持っていないが、2段格ぐらいの棋力だ。

 囲碁、将棋とも面白いだけでなく、奥が深いと思う。子ども2人が小学生のころ、息子には将棋教室に、娘には囲碁教室に通わせようと試みたが、残念ながら拒否された。この楽しさを子どもにも伝えておきたいという親心だったのだが、功を奏しなかった。そういうことがあっただけに、今回、娘が自分から言い出したのには、正直いってうれしかった。親ばかと笑われそうだが、娘と碁を囲む姿が思い浮かんで思わずニヤリとしてしまった。

 ただ、教えることはなかなか難しい。それなりに楽しめる状況まで持っていくのがいつになるのか。またの機会に報告したい。

【午睡/2003.05.02】


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